人工膀胱ってどういうの?

膀胱ガンは早期なら一部焼ききったり、切除することで治療が済むのですが、かなり進行した病巣の場合は、膀胱のすべてを摘出する手術になります。

また膀胱だけでなく、その周りにある転移の心配のある臓器に関しても、摘出します。

では、膀胱ガンの手術により、膀胱の全てをとってしまったら、その後の排尿行為はどうなるのでしょうか?

医療技術が進んでいる現代、確かに代用となる人工膀胱が開発されています。

別名ウロストミーと呼ばれます。

では、この人工膀胱、どのような形で膀胱の代わりとなるのでしょうか?

人工膀胱には「回腸導管」「蓄尿人工膀胱」と「自排尿型人工膀胱」「尿管皮膚瘻(にょうかんひふろう)」の4種類があります。

回腸導管・・・回腸(腸の一部)を15~20cm切り取り、それを膀胱の代わりに使います。
 
       尿道は使いませんので、回腸に溜まった尿は、腹部に開口部を作って、そこから排出します。
 
       皮膚には袋を取り付けて、それを清潔に保つため、交換します。

蓄尿人工膀胱・・・回腸の一部で膀胱の代わりを作り、尿管につなげます。

         排尿は腹部の開口部からカテーテルを使い行います。

自排尿型人工膀胱・・・回腸の最後のあたり60cmを使って、袋状のものを作り尿管につなげます。
 
           排尿は腹圧や、手による圧力により尿道から行います。
 
           尿道が温存可能な症例にのみ実施されます。

尿管皮膚瘻・・・尿管端をそのまま腹部につなげストーマーとします。
 
        腹部には尿を蓄積する袋を取り付けます。
       
  それが膀胱代わりともなります。

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